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家族の気配を感じ合う家

- 概要 -

 7m×9mという長屋の一角の敷地での建て替え工事。

 長屋の一番奥まった場所で、高台が迫っていることから、採光と通風を考慮し、中庭のある3階建てとした。

 家族の気配を感じ合い、各部屋が閉鎖感を持たないように、部屋同士の連続性に配慮している。例えば、子供部屋の雰囲気は廊下や階下からも感じられるようになっている。 周辺とのプライバシーの問題を考慮し、窓の大きさ・位置を決めている。

全体の外観
長家の一角である様子が良くわかる。建物の右側に狭い道路、裏に小さな崖がある。

a. 玄関
敷地が狭いため、玄関から直接居間に入る形となる。そのため視線への配慮が重要となる。玄関のドアを開け居間を覗いたところ。

ここでは映っていないが、道路側から中庭に対しては、完全に閉じているのではなく、狭いスリットが設けられている。

b. 居間
居間から中庭を見たところ。構造材を表すことで、開口を大きくとっている。左側が玄関に通じる。

c. 居間
居間から山の崖側を見たところ。崖に生えている桜の木などの草木を借景として見るためのピクチュアウィンドウ。

d. 居間(夜間)
ピクチュアウィンドウ内に組み込んであるロールスクリーンを下ろすと、雰囲気は変わる。

e. 居間(夜間)
ピクチュアウィンドウのロールスクリーンを上げ、崖にスポットライトを当てた様子。これはこれで面白い。

f. 中庭から見た外観。構造材が外にあり、1階〜3階のこのエリアが、包まれたような意識を持ち、一体感を感じる。実際、各階の気配を感じあうことができる。

g. 道路側からの外観
周辺の状況を考慮して、中庭に対して開口を取るようにしているため、道路側の窓は縦長にし、採光を取りながらプライバシーを確保できるようにしている。

h. 子供部屋
ドアの高さから上は、ガラスになっていて、閉じられた感じを受けない。廊下側からも気配は感じられる。

i 検討モデル
道路側に対して閉じている様子。

j 検討モデル
中庭に将来増築することも検討項目となっている。

中庭
狭い敷地に、思いきって中庭を取ることで、通風・採光・プライバシー・外に対する開放感・住まいとしての連帯感を解決することができた。

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